断酒の効果。『自分を大切にする』ということができるようになったこと。

 

わたしは、
『おんせん県おおいた』に
住んでいます。

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なので、近所近辺の町に
たくさんの温泉が
わいていまして、

いたるところに、
様々な温泉施設があります。

公営の温泉は利用料金が100円前後、
ホテル内の温泉や複合温泉施設などは
400円~約1500円と
金額の幅はあるのですが、

その時その時で、
予算とお好みに合わせて、
楽しむことができます。

『いい町に住んでよかったなぁ』

酒をやめた今は、
心の底から
そう思うのですが、

酒を飲んでいたころは、

『温泉を楽しむ』ことなんて、
頭の片隅にもありませんでした。

仕事の休み時間には、
今日飲む酒は、
何がどのくらいあったかな、
とか考えていたり、

休みの日は、
その前日から
『酒のことばかり』
考えていました。

明日は休みだから、
『たくさん飲める』

早く飲みたい。

足りなくなると困るから、
多めに買って帰ろう

と、
そんなことばかり考えていました。

休日に、ダンナが留守の時は、
『迎え酒』で、
朝から飲むこともありました。

夜遅くまで飲んで、
そのまま寝たのに、
朝5時とかに覚醒して、

まだまだ酒で酔っぱらってるから、
なんか妙にハイテンションで、
ふわふわしていて、

そしてまた、
無性に飲みたくなって、
グイッと飲む。

また飲む。

そして、昼ごろ寝る。
ほとんど、酔いつぶれる感じ。

で、起きるのは、夕方。

頭痛い。
体がダルイ。
キツイ。
体調悪い。

そして、
次の日は出勤。

朝6時には
起きないといけないのに、
起きれない。

起きれるワケがない。

体がダルイ。
キツイ。
体調が悪い。

『月曜だから』
ウツっぽくなるんだろうか。
わたし、
会社に行きたくないのかなぁ。

のんきにも、
そんなことを思っていました。

今は思います。

それは、
『酒を飲んでいたからだ』

毎日の飲酒習慣が、
『心と体を壊していた』のだと。

飲酒習慣が、
脳の、
『悪い思考回路を作っていた』のだと。

 

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さて、
話を『温泉』へ戻しましょう。

このように、
『時間』も『心と体』も、
ほとんど『酒びたりの毎日』を
送っていたので、

わたしは
本当の意味では
『癒される』ことはありませんでした。

酒ばかり飲んでいたので、
『温泉=体を洗う』という認識でした。

ただ単に
『お風呂で体を洗う』
という考え方でありました。

『温泉へ入る』ことによって、
体をいたわるとか、
リラックスするとか

そういうことは、
皆無だったのです。

だから、
今は思います。

そんなことだから、
『体を壊した』のだと。

そういうふうだから、
『心のバランスを崩した』のだと。

それだけではありません。

『自分の心と体を見つめる』
ということが、
全くできていませんでした。

基本、酔っていますので、

『いい気分』の時は、
体調が良いように思うのです。

しかし、
気持ち悪かったり、
だるかったり、
二日酔いになっているときは、

それが、
二日酔いなのか、
何なのか、

疾病があって
体調が悪いのか、

そういう判断が
つきませんでした。

自分の体調が
本当のところ、どうなのかが、
『まったくわかっていなかった』のです。

自分のことなのに。

これは、
本当にマズかったと
今、とても強く思います。

わたしは
『甲状腺機能低下症』という
持病を持っていますが、

『体の代謝』が悪くなるため、
ものごとの『判断力』がにぶったり、
『体の動きが悪くなる』という症状があります。

しかしわたしは
酒をずっと飲んでいたので、
その病気が進行していたことに、

まったく気がつきませんでした。

人間ドックで発見され、
精密検査をした時には、
甲状腺自体が、
かなり傷んでいて、

その後の治療に、
今とても時間がかかっています。

わたしの甲状腺はもう、
『回復することはない』という
お医者さんの見立てが確定したので、

生涯ずっと、
定期的な通院と
お薬が必要な体になってしまいました。

でも
『そんな体』になってしまいましたが、

お酒をやめた今、

わたしはお酒をやめて、
本当によかったと思っています。

なぜならば、
『自分の体のこと』が
とてもわかるようになったからです。

『頭が痛い』
この頭痛は、カゼかな?
眼精疲労かな?

お腹が張るのは、腸かな?
子宮の張りかな?
どうしたのかな?

意識を集中して、
『体の声』を聞く。

そういうことが、
できるようになりました。

『アルコール漬けの心と体』では
できなかったことです。

わたしはもうすぐ40歳ですが、
これまで、
いくつか病気をしてしまったので、

『失ったこと』も多く、
後悔もたくさんありました。

でも
『お酒をやめた』ことで、
これからの人生は、

『自分を大切にして』
生きていくことができると思っています。

もし仮に、
何らかの病気になってしまったとしても、

『どうしたらよいか』
自分できちんと考えることもできるので、

お酒を飲んでいたころのように、

深い闇におちいって、
浮上できなくなって、
悲しみにおぼれてしまうことは、

『もう、ナイ』
と思います。

自分の体を大切にしよう。
自分の心を大切にしよう。

酒・アルコールなんかで、
自分のかけがえのないものを
壊してしまわないように。

願ってやみません。

それではまた!