そんなに酔っぱらって大丈夫?アルコールは脳に影響をおよぼす薬物。

 

飲み屋街の近くを通るとき、
よく目撃するのが、
『酔っぱらい』の皆さんです。

車で走行しているときにも
『あっ!酔っ払いだ!』とわかります。

なぜ、車越しに見ても
『酔っぱらい』だとわかるのか、

それは、
『ナナメになって歩いている』から。

歩いているんだけど、
なんだか、
微妙に『右より』になっていて、

うわっ
バランス取れてないし、
歩道から出てくるよ、
アブナーイ!

で、ちらっと顔を見てみると、
『にやにや』だったり、

赤ら顔で、
何だかホワホワしていたり、

ひとりで歩いているのに、
何かワーワー言ってたり。

うわー、
あのヒト、
このままどこへ行くんだろー。

そんなに酔っぱらってて
大丈夫かなー

ソチラは、
『3車線ある国道』ですけど、
そのまま行きますかー。

車にひかれちゃいますよ。

なんだかさー、
無事、帰れるのかなー。

と、余計なお世話ですかね、
でも微妙な気持ちになります。

そして、
思うんです。

あのように、
『自分が泥酔したときも、
同じようになるんだ』ってことを。

今、自分が見てる
『酔っぱらいの姿』は、

自分が酔ったときに、
他の人から見られていた姿だ。

なんてこった。
みっともない。

みっともないし、
危ないんだよ。

 

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『アルコール依存症の人の平均寿命』は、
『52~53歳』だと言われています。

それは、
ガンになるとか、
病気になるというのもありますが、

酔ったまま、
道路へ出て、
交通事故にあったり、
川とか、海とかに
入っていっちゃったり、

よくわからないところへ
落っこちちゃったり、

どうして、そこにいるんですか?
というところで寝てしまって、
大変なことになったり、

どうしてか、
自分で命を絶ってしまったり、

シラフだったら、
『決してやってなかっただろう』
ということを
やってしまって、

そこで、
人生が終わってしまったりする。

それは、
その人の本意だったのだろうか。

今となっては、
永遠にわからない。

わたしたちは、
酒を飲むと、
常に、そういう危険にさらされている。

なぜならば、
酒、
いわゆるアルコールは、

『薬物』だからです。

『合法』ですが、
『薬物』であることに変わりないんです。

そういうことを
初めて知ったときは、

えーっ!
って思ったし、

オソロシイと思った。

恐ろしくて
『そんなハズはない』と、
ググってみたりした。

しかし、
調べれば調べるほど、
『脳に作用する、薬物』だということが
明らかになっていった。

『酒をやめるには、
どうしたらよいだろうか』

なかなかやめられない、
むつかしいテーマですよね。

だって、
アルコールは薬物ですから、

自分の意思に関係なく、
脳に影響を及ぼすんです。

『やめたい』と、
自分では思っていても、
『脳がアルコールを欲する』という
仕組みになっているんです。

薬物中毒と一緒なんです。

だから、やめられない。
飲まなきゃいられない。

なんてこった、
わたしは、薬物中毒かい!

えー、うそだろう!
うそだろう!

そう、
否定して
否定して、
『否定』しまくりました。

そして、ある時、
まいった と、

あー、もう、
まいったと、
観念したんです。

だって、
わたし、
52歳とかで、死にたくないし。

もう、あと、
10数年しか生きられないとか、
とんでもないし。

あと、10数年しか生きられないとしても、
その間、
『会社員してるか』
『酔っているか』の人生なんて、

いったい何なんだと。

わたしの人生って、いったい何なんだと。

からっぽじゃないかと。

そんなハズではなかった。
そんなつもりで、
酒を飲んでいたわけではなかったのに。

『観念』とは、
『あきらめて、状況を受け入れること。
覚悟すること。』
だそうです。

それが、
わたしの卒酒1日目でした。

わたしの卒酒は、それから始まりました。