『ていねいな暮らし』
ここ数年、
本屋さんとかネット上で
よく見かける言葉だ。
ハッキリ言おう。
わたしは
この言葉が
あまり好きではナイ。
それはなぜか。
だって
目にするたびに、
『頭の後ろの毛』が
オゾゾーと
逆立ってるんじゃないか
というくらい
モヤモヤした、
『イヤな気持ちになる』から。
それにしても
いったい
なんなのか?
なにかあったのですか?
トラウマでしょうか?
『ていねいな暮らし』
この言葉を見て
なんだか
『ムカつく』ということは、
アレですね
『図星』ってことか。
『大当たり』ってことか。
そうかー
わたしゃ
『ていねいに暮らしていない』
ということなのかな。
テヘ。
だって、
毎日、毎日
いそがしいのだよ。
心が亡くなるほどに
『忙しい』のだよ。
朝起きて、
身支度をして、
家事をして、
お見送りをして、
それから出勤して、
職場では
やりたくないこととか、
人間関係で
もうヘトヘトになるのだ。
そして、
夕方になって
職場をあとにする。
しんどい。
疲れ切った
カラダとココロで、
スーパーへ向かう。
夕食の準備。
家事のつづき。
気がついたら
もう夜だ。
あっというまに
一日が終わっていく。
なにかがおかしい
なにかがおかしい。
わたしには、
『時間がナイ』のだ。
いつも
小走りしているようだ。
かけ足してるようだ。
『早く』
『早く』
『早く!!』
『はやくしてよ!』
『はやくしなさいよ!!』
こんな生活の
いったいどこに、
『ていねいな部分』が
あるというのか?
『ていねいに暮らす』
そう
わたしには、
『ていねいに暮らす』という
『時間がナイ』のだ。
でも
ちょっと考えてみよう。
この地球上には
たくさんの人間が住んでいる。
そして
誰もがみな
平等に与えられているのが
『時間』だ。
1日は
『24時間』ある。
なのに、
わたしには
『時間がナイ』
おかしいと思いませんか?
スーパー
キャリアウーマンでも、
世界をまたにかける
ビジネスマンでもないのですよ。
秒単位のスケジュールをこなす
こち亀の
中川くんのお父さんでは
ないのですよ。
どうして
ただのフツーの会社員なのに、
『時間がナイのか?』
わたしは、
『ていねいな暮らし』というのは
まずは
『ゆっくりと暮らすこと』
なのだろうなと
勝手に思っています。
だけど、
アレを
しなくちゃいけない
コレを
しなくちゃいけない
あーイライラ
あームカムカ
もう
いい加減にしてよー!!
なにかに
追い立てられるように
暮らす毎日。
『休日』を
待ち続ける日々。
職場で時計を見る。
はやく帰りたい。
『1日』なんて、
さっさと
『終わってしまえばいい』と思う
職場での日々。
そんな心のままで
家に帰ったとたん、
いきなり
『ていねいに暮らす』ことなんて
できるのだろうか?
いきなり
『ゆっくりと暮らす』ことなんて
できるのだろうか?
バタバタ
バタバタしている。
心の中が
ソワソワしている。
なんだか
かたときも
落ち着かない。
近所の目が気になる。
実家がうるさい。
義実家もうるさい。
ヒトのウワサも気になる。
あの人が
ああした
この人が
ああ言った。
ハァ~
疲れるわぁ~
こんなに
心がザワつくなかで、
わたしゃ
いったいどうやって
『ゆっくり暮らせる』というのか?
そして
あるとき思ったのです。
自分の心を乱すことは
すべて
『やめてしまおう』と。
わたしを
『イヤな気持ち』に
導くことからは
離れよう。
『距離を置こう』と。
そして
『いい気分』になることには
『近づこう』と。
さて、ここで
『お酒』について
考えてみよう。
『お酒を飲むこと』は、
『いい気分になること』
のように思える。
ココに座っていながら、
『飲むだけ』で
異空間へ
飛んでゆけるのだ。
今日の17時から
飲み始めたならば、
そこから先は、
『意識がどこかへ飛んでいく』ワケだ。
で、
戻ってくると
翌朝の7時だったりする。
しかし
よく考えてみよう。
わたしは
昨夜の17時から
今朝の7時まで、
いったい
『なにをしていたのだろうか』と。
目を覚ますと
飛び込んでくる
『現実の世界』
片づいていない部屋、
たまった洗濯物。
散乱するDM、
ややこしい保険の書類。
お風呂の掃除。
ゆかのふき掃除は
いつやったかな?
お茶碗洗った?
見たくないものが
広がる世界
しんどい世界。
どうして
こんなことになるのだ。
こんなハズじゃなかった。
わたしだって
ほんとうは、
『ていねいに暮らしたい』のだと。
心のソコでは、
『ていねいに暮らす人々』に
あこがれていて、
『うらやましい』と思っているのだ。
でも
そこで終わっていいのか?
あこがれたままで
終了してしまうのか?
『うらやましい』が
『ねたましい』になり、
イライラ
ムカムカする
女のままで
わたしは
本当にいいのか?
ということです。
いいえ
よくありませんよ。
やろうじゃないか。
やってやろうじゃないか。
わたしも
『ていねいに暮らす』のだ。
そうだ!
『ひと皮』
むけてやろうじゃないか。
イライラ
ムカムカからの
脱却だ。
よしっ
自分の『時間の使いかた』を
見直そう
ほらほら
あるある。
ありますよお~
ココに
わたしを苦しめる
最大の原因が。
『17時から翌朝の7時まで』
ほら、
酒さえ飲まなければ、
この『14時間』が
まるっと
『手に入る』のです。
半分『寝た』としても、
『良質な睡眠』は、
心とカラダに
活力をもたらします。
酒を飲まずに
『寝るだけ』で
自分の中から
パワーが
出てくるようになるのです。
そして
残りの『7時間』で、
あなたは
なにをしますか?
むつかしく
考える必要はありません。
ゆっくりと
『自分の好きなように』
すごせばいいのです。
『ていねいに暮らす』ヒトの
マネをして、
『ピーナッツバター』を
ピーナッツから
自分で作ってみようかな。
できなくてもいいや
とりあえず
やってみようかなとか。
『木』を買ってきて、
以前からやってみたかった
DIYをするだとか。
本を読むとか
映画を見るだとか。
夜空の月や
星をながめながら、
宇宙戦艦ヤマトや
銀河鉄道999を思い出していると、
子供のころの自分は
あんなことを
考えていたなぁとか、
いろいろと
思い出してみたり
ぼーっと
何も考えず、
小鳥のさえずりや
川のせせらぎ、
海のさざなみに
耳をかたむけていたら、
なんだか
農業をしたい気持ちになった
どうしようかな
どうしたらできるかなとか。
いろいろ
いろいろ。
すると
どうなりますか?
『どうしたら、できるかな?』
『どうしたら、できるかな?』
そういう『考える日々』を
1日、1日と
積み重ねていくと
あなたは
いったいどうなりますか?
カラダと心に
『活力』が
みなぎるようになるのです。
そして次第に、
『自分の人生』を、
どうにか
コントロールできないものかと
どんどん
『考える』ようになるのです。
いろんなことを考え、
もがき始めます。
そして
小さな『もがき』は、
いつしか『行動』になり、
行動が
積み重なると、
『人生が変わります』
そして気づくと
あなたは
『なりたかった自分』に
なっているのです。
やることは
たったひとつだけです。
今日
今この瞬間から
『酒を飲まない』
ということです。
飲まない時間を
重ねていくのです。
1時間、
2時間、3時間
そして
そんな1日、1日を
積み重ねるのです。
『できない』ことなんて
ありません。
『できる』のです。
すべては
自分自身を信じることから
始まります。
あなたという人間と
一生付き合っていくのは
『あなた自身』です。
ここで
『できない』と言って
開き直るのは
あまりにももったいない。
あなたは
あなたという人生を
楽しむために
生まれてきました。
わたしの人生、
山あり谷ありで、
いろんなことがあったけど、
けっこう
おもしろかったよ。
そう言って
幕を閉じたいと
思いませんか?
こんなハズじゃなかった
ほんとうはあのとき、
ああすればよかった
こうすればよかった
あの人が悪い
あの人のせいだ
うらみつらみや、
くやし涙にあふれながら、
人生の幕を
閉じたいですか?
忘れてはなりません。
人間には、
どんなに困難でも、
『自分の現状を変える』という
ソコヂカラがあるのです。
『絶望』から
『ひとすじの光』を
見つけ出す
ソコヂカラがあるのです。
そして
そのチカラは
他の誰でもない
『あなた自身の中』
にあるのです。
やってやろうじゃないか。
やってやるのだと。
どんなに苦しくとも、
ツラくとも、
ぜったいに
『ここから抜け出してやる』のだと
心の中で
強く願うのです。
自分自身で、
自分に
『勇気を与える』のです。
『強い思い』は
必ず『実現』します。
それはなぜか。
『実現させるため』に
みずからが
『チャレンジし続けるから』です。
チャレンジしては
失敗し、
チャレンジしては
失敗する。
どうして
失敗したのだろう?
次は
こうしてみよう
ああしてみよう。
そして
チャレンジしては失敗する。
また修正して
再チャレンジする。
するとどうなりますか?
あるとき
『失敗する原因』が
なくなるのです。
だから
あなたの強い思いは
必ず実現します。
だから断酒は
必ず成功できるのです。
『断酒』は教えてくれました。
チャレンジしては
失敗するけれども、
失敗したところを
修正して
またチャレンジし続ければ、
『あきらめなければ』
必ず思いは
『かなう』ということを。
今日は仕事が休みだった。
窓から
ぼーっと
外を眺めていると、
青空を
雲が静かに流れていった。
暖かな陽ざしが
差し込んでくる。
聞こえる
小鳥たちのさえずり。
あちらから
小さい鳥が飛んできた。
大きめの鳥もやってきた。
ああ
今日は
なんていい日なんだ。
ずーっと
『こういう暮らし』がしたいな。
でもどうやったら、
こういう生活を
ずーっと
続けていけるのだろうか?
酒を飲む必要がなくなった
わたしは今、
クリアになった
冴えわたる『脳みそ』で、
毎日そんなことを
考えている。
よっしゃー
やるどー
やったるどー!
それではまた(^^)/