こよいも
『飲まない夜』を
過ごしていますか?
さて、
『飲まない夜』というのは
とても素晴らしくて、
わたしは今
『80年代ソング』を聞きながら、
いろんなことを
思いめぐらしています。
・渡辺美里/My Revolution
・小林明子/恋に落ちて~Fall In Love~
・徳永英明/輝きながら…
・佐野元春/ SOMEDAY
・レベッカ/フレンズ
・杏里/ 悲しみがとまらない
コレは今夜聞いているアルバム『CLIMAX80’S BLUE』
想い出のよみがえる80年代の
『あの歌』が33曲も収録。
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PCからであれば試聴もできます
あなたは
どんな80年代を過ごしましたか?
わたしはあのころ、
まだ少女でありました。
『少女の目線』から見つめる
この世界は、
まだまだ
知らないことばかりで、
わからないことばかりで。
そしてこの先、
わたしはどうなるんだろうかと
思ったり、
ドキドキしたり
ワクワクしたり。
『大人になること』が
なんだかよくわからないなか、
『楽しみ』にしていたことを覚えています。
『自分の足』で
歩いて生きて行く。
それっていったい
どういうことなんだろうかとか。
わたしの生まれ育った家では、
父が酒を飲んでは
暴れるヒトだったので、
『とにかく早く大人になって、
この家を脱出したい』と、
それを強く願って
生きていました。
あれから30年経ちました。
30年ですよ。
いろんなことが
ありましたよね。
わたしは
まさか自分が
『酒のとまらない大人』になるとは、
思ってもみませんでした。
まさか
そんな『苦しみ』を
経験するとは思いませんでした。
先日ご紹介した、
映画『カノン』の中で、
⇒【先日の記事】『アルコール性認知症』になった『母親』の映画『カノン』
佐々木希ちゃんが
『酒の止まらなくなった妹』を
演じていますが
それを
お姉さんが知って、
『だから、お酒が止まらなかったお母さんの気持ち』
わかるよねと。
アルコール認知症になってしまった
お母さんのことを、
『お酒を飲まずにはいられないこと』が
あの頃のお母さんには
きっとあったんだよと。
あー
しみじみ。
そうですよね。
きっかけは、
ささいなことだったのです。
大人になって、
社会へ出ると、
いろんな人間関係があったり、
ひとりの大人として、
『どうにかしないといけないこと』とかが
たくさん
でてきますよね。
でも大人になって、
まだ数年とか十数年、
だから
まだ『そういうこと』が
ぜんぶ『初めてのこと』だったりする。
すると
もうなんだか、
いろいろと
重く考えてしまったり、
動揺してしまったり。
例えば、
育児だとか
病気だとか
お世話だとか、
介護とか。
大切なヒトのために、
『自分が耐えないと、前に進めない』
ということがらだったり、
『大切なヒト』との別れとか。
がんばって、
がんばって、
がんばって、
『ひとりで』
いろんなことを背負って
生きようとしたから、
なんだかもう
耐えられなくて、
『酒を飲んでしまった』
のかもしれない。
飲んだら
なんだか
頭の中が『スッキリ』したから、
また次の日も
飲んでしまった。
『ただそれだけ』のことが、
1日、1日と
積み重なっていき、
気がつくと
『酒をやめることができない』
そんな自分になっていた。
こんなことに
なるだなんて
こんなことに
なってしまうだなんて。
そのときは、
想像もしていなかったのです。
そして
あれからまた
何年もたった。
その間、
わたしは酒をやめた。
『酒を毎日飲み続ける』と
ヒトはどうなるのか、
わたしは
身をもって知った。
だからもう
『同じ失敗』はしない。
『同じ失敗はしない』と
心に決めたのです。
『酒を飲まない夜』は最高だ。
こうやって、
なつかしい曲を聴きながら、
わたしは、
わたしの歩んできた人生を
静かに、ゆっくりと
振り返ることができる。
もしも
酒を飲んで
『こんなこと』をしていたら、
『なつかしさ』やら
『後悔』やら
なにやらが、ほとばしり、
酒がすすんで、
すすんで、
ワケのわからないことになり、
きっと
ビービーと
ブラックアウトするまで、
『大号泣』し続けたことだろう。
明日は
『月曜日』だというのに。
朝、目覚めると、
目がぼっこりとハレていて、
それはそれは、
大嫌悪でグッタリ、ガッカリする
朝の始まり
『1週間の始まり』となることだろう。
さあ、
そろそろお風呂に入って、
寝るとするかな。
『酒を飲まない夜』は、
ゆっくりと
好きな時間にお風呂へ入り、
おふとんの中では、
心地よい睡魔が
わたしを『睡眠』へと導く。
あー
『生きてる』って
こーいうことだよなぁと。
良い睡眠を
しっかりととることで、
『明日への活力』が生まれる。
だって、
人間も『生き物』ですから。
しっかり寝れてないから、
毎日がキツくて苦しいのです。
酒を飲んで意識がなくなるのは、
脳の意識障害『ブラックアウト』であって、
『睡眠』ではありません。
だから
毎日が睡眠不足で
体がキツくてツライのです。
そして
体が『そういう状態』になると、
心もだんだん『病んで』きます。
実は
『体』と『心』は
つながっています。
『体』が元気になれば、
『心』も
どんどん元気になります。
すると、
これまでできなかったことが、
できるようになります。
お酒を飲まなくなると、
そういうことが
わかるようになるのです。
30年の間、
失敗に失敗を重ね、
いろんなことがあったけれど、
それもまた人生。
失敗ばかりしてきた人間だからこそ、
わかることだって山ほどある。
だから胸を張って言いたい。
なんて
『味のある人生ではないか!』と
気づいたことがある。
いまからでも遅くはない。
1日1日を『飲まずに』
大切にすごしていけば、
『残念に感じていた人生』は
いつの間にか
『すばらしい人生』へと好転している。
これは間違いない。
わたしはそう信じています。
それではまた!