こんばんは。
卒酒2021日目の今日、
ホームベーカリーで
『パン』を作った。
材料を計り、
ケースへ入れて、
スイッチポンで、
数時間待つと、
焼きたての
『食パン』ができあがる。
たった
これだけのことが、
わたしはうれしい。
自分の『手』で
『なにかを作ることができる』
というのは、
『人間』としての
『最上の喜び』だと思う。
それがどうだ、
『2021日前』のわたしは、
夜な夜な酒を飲み、
あわよくば、
休日の朝も『クピっ』
酔って、
頭がおかしくなっているのを、
『頭がギラギラ冴えてくる』とか、
思っていた。
チョー危険。
大勘違い！
ギラギラしているから、
『なんでもできそう』な気分になり、
あれもやろう
これもやろう
とか言って、
家の中を
ドタバタと『片づけて』みたり、
とはいっても、
途中でブラックアウトするから、
もうデタラメ
『散らかしているだけ』
だったんだけれど。
で、朝
気持ち悪くて起きると、
部屋中、
『なんじゃこりゃあ！』
というようなことに
なっていたりした。
まったくもって、
『ヒトを呼べない家』になっていた。
そんなわたしは、
若かりし頃は、
『素敵な奥さんになりたい』とか、
本気で思っていたし、
そうなろうと
かなり努力してきた。
いったい、
どこで、何を
どう間違ってしまったのかというと、
キッチンで
『ビールを飲む』
というのを
やり始めた、
『あの時』からだ。
間違いない。
あれで、
すべてが『変わった』
いや『終わった』
ともいう。
わたしの
『素敵な奥さんになりたい』は、
終わった。
まるで
『真逆』になった。
まずもって、
『まともな料理』を
作れなくなった。
朝は、
『焼きたてのパンの香り』で
起きていただく。
という、
『素敵な奥さん』になりたかった。
目指していた。
だけど、
会社員で、
遅くまで残業したら、
もう、
家に帰り着くとクタクタで、
どーしようもなかった。
それで、
夕飯を作りながら、
酒を飲むようになった。
『仕事と家庭の両立』
というのも
本気で目指していた。
『両立しなければいけない』のだと、
思っていた。
それが
『当たり前』なんだと
思い込んでいた。
『完璧にしなければ
いけない』のだと
思い込んでいた。
ムリをした。
本当にわたしは、
『ムリ』をしてしまったんだと思う。
そして、
息が抜けなくて、
『ホッとするとき』がなくて、
酒を飲んだ。
でも
それが失敗だった。
アリ地獄のようだった。
なかなか
抜け出せなくなった。
帰宅してすぐに
ビールを飲むのが
習慣になってしまった。
１度飲みだすと
止まらなくなり、
寝てるんだか、
ブラックアウトなんだかも、
わからなくなった。
そんな日々が
何年も続いた。
こんなのデタラメだった。
でもやっぱり、
憧れていて買った
『ホームベーカリー』
ハッキリ言ってもう、
材料を計っている時から
酔ってたりするから、
できあがったパンが、
『ふくらんでいない』
ということもよくあった。
塩入れてないとか、
砂糖入れていないとか、
『塩入れすぎ』とかもあった。
人間、
こんなことばかりしていると、
ほんとうに
『自分がおかしくなる』のであります。
わたしは思った
『自分は、
何をやってもダメな人間なのだ』と。
いつも失敗ばかりだ
ほんとうに、
ほんとうに、
もう、
と。
酒をやめてわかったことがある。
わたしは
『ダメな人間』などではなかった。
ただ単に、
『酔っぱらって』
『作る作業』というのを
『いつも』しているから、
『いつも』
『デタラメな結果』に
なるだけだったのだと。
なーんだー。
そーだったのかー。
そうと決まれば
話は早い。
酒なんて、
飲まなきゃいいのサ。
飲まなければ、
材料もきちんと計れるし、
スイッチポンで
待っていれば、
『パンを焼く』くらい、
あとは『機械』がしてくれるのだから。
そーだな、
次回は、
もうちょっと、
『機械に頼らずに』
手作りしてみようかなとか
思ったりして。
『次はああしよう』とか、
『こうやったらいいかな』とか、
『創意工夫』し始めると、
人間は元気になる。
そういうふうに、
目の前のことを
『きちんと
考えることができるようになる』
というのは、
とても素晴らしいことだ。
酒をやめると、
そういう日々が、
今日も、
明日も、
あさっても、
ずーっと続いていく。
ずーっと
ずーっと。
だから、
生きることが
楽しくなる。
明日はなにをしようかな
そうだ
明日はアレをしよう！
そして、
それができたときの
『喜び』
今日は、
こんなことができた！
うれしいなと。
なるほど、
太古の昔から、
そうやって人間は
進化してきたのかなとか
おもったりして。
よっしゃ
酒をやめて、
進化しよう！
わたしも
もっともっと進化するどー！
うおー。
