卒酒974日目 アルコールは体に悪い③ 父の入院と胆のう(1)

こんにちは。
今日で卒酒974日目です。

わたしが、
『本当に酒は体に悪いんだ』
と確信した出来事のひとつに、

『父の入院』があります。

ちょうど半年前、
それまで、
ピンピンしていた父が、
突然、倒れました。

父は、
庭仕事や農作業をして、
お昼ご飯を食べて
まったりしていたら、

お腹が少し
チクチク痛くなって、

まあ、いずれよくなるだろうと、
横になっていたら、

その直後
ものすごい『激痛』に
襲われたのだそうです。

父が激しく
『のたうちまわる』ので、
母が驚いて、
近場の総合病院へ連れて行ったのですが、

そこで、
『CT』をとっても原因がわからず、
血液検査をしても
原因がわからず、

ただ、
痛みで
『のたうちまわる』父がいる。

母から連絡を受けて
わたしが病院へかけつけると、

父のまわりには
3人もの専門医がいて、
ああじゃない、
こうじゃないと、
いろいろ話をしているた。

容体
急激に悪化したという。

白血球が
急激に増えているとか
言っていた。

しかし、
どんな検査をしても、
他はすべて正常値にあるから、
『原因がわからない』という。

でも、
このままにしておくと、
命に関わることになる。
『覚悟しておいてください』と。

母は、
ただ泣くばかりで、
『早く助けてください』と、
医師に訴える。

医師は、
この腹部の痛みの位置だったら、
『すい臓』か、
『胆のう』ではないかと言う。

なんらかのことが、
『すい臓』か、
『胆のう』へ発生していて、
だけど、なぜか、
『CT』などには映らない。

だから、
その部分を
『内視鏡で見てみましょう』
ということになった。

しかし
内視鏡では、
できないことも沢山あるので、
状況次第で
開腹手術に切り替えますと説明を受け、

わたしは、
同意書へサインをした。

母は、
もう、
『痛みどめのモルヒネ』も効かなくなった、
苦しんでいる父を見て、
もっと泣いた。

『お父さんは、いままで頑張ってきたのに、
どうして、こんなことになるの!
退職して今からなのに、
ここで死んでしまうなんて、
かわいそうすぎる』

59歳まで、
サラリーマンだった父。

農家の三男坊に生まれ、
小さいころから、
土を触るのが大好きで、

本当は、農業をしたかった父。

でも、
生活するために、
サラリーマンになった。

その素朴で生真面目な性格から、
ホワイトカラー、
サラリーマンでいるのは、
不器用すぎて、
辛そうな姿を見ることもよくあった。

そんな時は、
決まって酒が進んだ。
荒れることもたくさんあった。

わたしたちや母が、
『お酒をやめて!』と、
泣いて訴えることも、
たくさんあった。

そんな嵐のようだった日々も、
父の退職とともに、
なくなったんだよと
母から聞いた。

退職してから、
とても穏やかに、
毎日を楽しく過ごしていた父。

やっと、好きなことができるねと、
言っていた矢先だった。

〜この続きは、また明日〜