卒酒762日目 酒をやめてよかったこと ~時間について~

こんにちわ。

今日は、
『お酒をやめてよかったこと』のひとつ、
『時間』について考えます。

わたしは卒酒までの10年間、
ほぼ毎日
酒を飲んでいました。

その頃は
『飲まないと損だ』
そう思い込んでいました。

だから、
会社が終わるころはいつも、

『今日はビールのストックあったかな?
焼酎三楽のストックあったかな?』
と思いをめぐらし、

自宅までの帰路では、
スーパーへ寄り、
必ず酒コーナーへ。

ほぼ100%
酒コーナーへ向かっていました。

そこで350mlのビールを1本と
チューハイ500mlを2本
または三楽の5号瓶を1本、
買い物カゴへ入れていました。

カゴへ入れるときは、
『自分用』ではなくて、
まるで『ダンナ用』だと言わんばかりの
顔をしていました。

カゴへ入れた後は、
他に買う商品を
上から乗せて、
『酒』を見えないように
隠していました。

心の奥では
『これは恥ずかしいことだ』
そう思っていたんです。

ほぼ毎日、
同じスーパーへ
立ち寄るワケですから、

レジの方に
『いつもお酒を買ってる』と思われていないか?

そんなことばかり
考えていました。

そして帰宅して
キッチンに立つ。

ダンナが帰ってくる前に、
ビールを1本飲み干す。

このとき感じる体の感覚を、
『体から疲れが取れていくなぁ』
などと思い込んでいた。

『思い間違い』のすべては、
ココから始まっていた。

ビールの
次は500mlの缶チューハイを1本
そしてもう1本と空けていく。

『その間』に、
ダンナが帰宅してくるワケです。

ダンナへ
どんな料理を出したのか。

どんな会話をしたのか。

わたしはいったい、
どんな会話を10年間してきたのか。

今となっては、思い出せません。

ただ、わたしは『ご機嫌だった』そうです。
ダンナ曰く。

それが、
いったいどういうことなのか、

帰宅したときに、
『妻が酒で出来上がっている』
というのは、
いったいどういうことなのかと。

酒を卒業してからこっち、
脳がスッキリした時間が多くなって、

冷静に振り返ると、
それは本当に
ダンナへ申し訳なかったと思うのです。

わたしは、まぎれもなく
『アルコール依存症』だったんだと思います。

1日24時間のうち、
AM7時~18時までがシラフ。

18時から酒を飲み始めて、
『意識もうろう』の中、睡眠。

そしてAM7時に起床。

頭が痛かったり、気持ち悪くて、
午前中は
まともな仕事ができない自分がいる。

これが、
わたしの時間の使い方でした。

酒を飲んでいる間は、
『ご機嫌』でしゃべっていたり、
ふらふらしているだけ。

後片づけもできない。
洗濯もできない。
掃除もできない。
手紙のお返事も書けない。

ミミズのような字になるから、
メモひとつすら書けない。

明日必要なモノの準備はデタラメ。

そんな10年間でした。

今は、こうやって、
20時であっても、
AM6時であっても、

後片付けもできるし、
手紙のお返事も書ける。

こんな幸せが、
こんなに近くにあっただなんて、
どうしてわたしは
10年間も気づかなかったのだろうか。

なぜ、さまよっていたのだろうか。

その答えは、
こうやってブログを書くことで、
少しづつ見えてくるのかもしれません。